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大谷 雄星との同窓対決へ気合 先輩撃ちへ絶好調3戦連続安打

2019年05月31日 02:30

野球

大谷 雄星との同窓対決へ気合 先輩撃ちへ絶好調3戦連続安打
安打を放つ大谷(AP) Photo By AP
 【ア・リーグ   エンゼルス12-7アスレチックス ( 2019年5月29日    オークランド )】 マリナーズの菊池雄星投手(27)が30日(日本時間31日午前11時10分開始)、シアトルでエンゼルス戦に先発する。岩手・花巻東高の後輩、大谷翔平投手(24)とのメジャー初対決が注目されている。大谷は29日(同30日)のアスレチックス戦で右前打を放ち、3試合連続安打をマーク。メジャーの舞台で、若い2人の名勝負が繰り広げられる。
 外角低め。しかもボール球だった。2点リードの8回2死。大谷は台湾出身の左腕・王維中のスライダーに手を伸ばし、しぶとく右前に運んで3戦連続安打をマークした。

 4時間36分の乱打戦は延長11回の末、エンゼルスが競り勝った。ブラッド・オースマス監督は「何度も勝利を諦めかけた」と振り返る。大谷は自身初となる7打席に立ち5打数1安打、2四球。3回には痛烈な打球で三塁手の失策を誘うなど、11戦ぶりにマルチ安打を記録した前夜に続き復調の兆しを見せた。

 30日は菊池と激突する可能性がある。週1回程度、主に左腕の先発時に代打待機の休養が設けられているが、指揮官は「明日もDHで出場することが可能。まだ決めていない」と含みを持たせた。

 ニューヨーク・タイムズ紙も両者の対戦を取り上げた。野茂英雄VS清原和博、松坂大輔VSイチローといった名勝負を引き合いに出し「若い両者の対戦は今後何年にもわたって(勝負の詳細を見る日本人の)顕微鏡の下で花開く可能性がある」と期待を寄せた。

 この日、大谷は取材に対応しなかったが、「楽しみですね」と口にしてきた。日本時代は通算5打数2安打、3三振。斬るか、斬られるか。先輩とのガチンコ勝負に胸が躍る。(柳原 直之)

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