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阪神・長坂、プロ10打席目で初アーチ「“いけー”という思いでした」

2019年06月02日 05:30

野球

阪神・長坂、プロ10打席目で初アーチ「“いけー”という思いでした」
9回無死、長坂は左越えにソロ本塁打を放つ (撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神2―7広島 ( 2019年6月1日    マツダ )】 収穫が乏しい大敗にあって、長坂が宣戦布告のアーチを描いた。6点劣勢の9回。先頭で打席に入り、1ボールから九里の2球目を鮮やかに仕留めた。真ん中低めの直球をうまく捉えた打球は左翼席で勢いよく弾む。待ちに待ち焦がれた待望のプロ初本塁打だ。
 「良かったです。捉えたという感触と“いけー”という思いでした」

 8回裏の守備から梅野に代わって捕手を務めた。プロ入り3年目の今季はわずか3試合目の出場で、これが今季初打席だった。昨季は5月20日の中日戦(ナゴヤドーム)でプロ初スタメン。松坂から記念すべきプロ初安打を放っている。プロ通算10打席目。初めて描いた放物線は明日につながる希望の光だ。

 獅子奮迅の活躍を見せる梅野が絶対的な存在とあって、チャンスが少ないことは百も承知だ。「チャンスは絶対、多くない。与えられたチャンスでアピールしたい」。矢野監督と同じ東北福祉大の出身。指揮官がかつてつけた背番号39を継承する男が貪欲にアピールを重ねていく。(吉仲 博幸)

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