大谷、曲芸打ち3安打 ヘルメット飛ばし体「く」の字で逆方向へ

2019年06月28日 05:30

野球

大谷、曲芸打ち3安打 ヘルメット飛ばし体「く」の字で逆方向へ
8回無死、ヘルメットを飛ばしながら左前打を放つ大谷(共同) Photo By 共同
 【インターリーグ   エンゼルス5-1レッズ ( 2019年6月26日    アナハイム  )】 エンゼルス・大谷の好調ぶりを物語る曲芸打ちだった。1―1の8回無死二塁から左前へ運んだ3安打目。内角低めの直球に対し、大谷は瞬時に両足を引き、バットを振れるスペースをつくった。体はくの字となり、バットを折ってヘルメットを飛ばして逆方向に打ち返した。
 守護神イグレシアスに1―2と追い込まれていた。見逃せばボールだったが「何とか当てて最悪でも(二塁走者を)進塁させられればいい」。しかもチェンジアップを待ちながら94マイル(約151キロ)の直球に対応。メジャー通算3089安打を誇るイチロー氏のような変化球狙いで直球を打つ高度な技術を駆使し、好機を拡大して勝ち越しにつなげた。

 最後が技なら4回の二塁打は力だ。115・2マイル(185・4キロ)とメジャー2年目で最速の打球を右中間に放った。角度がつかず、本塁打にできなかった悔しさを見せつつ「速ければヒットになる確率も高い」と言った。

 サイクル安打を達成した13日レイズ戦以来の3安打。四球で出塁した6回には今季4個目の二盗も決めた。全打席出塁し、打率は・291に上昇。「内容も結果も勝ったので良かった」と満足そうに振り返った。

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