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阪神・梅野、虎史上初の偉業へ 古田以来の捕手2桁盗塁&2桁本塁打なるか

2019年07月02日 05:40

野球

阪神・梅野、虎史上初の偉業へ 古田以来の捕手2桁盗塁&2桁本塁打なるか
阪神・梅野(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
【データプラス】阪神・梅野隆太郎捕手(28)がバットと足で存在感を見せている。6月終了時点で8盗塁。本塁打も7本で自身初の2桁本塁打にあと3本と迫る。捕手で同一シーズンに2桁盗塁と2桁本塁打を達成となれば球団史上初となるがどうか。 (記録課・八田 朝尊)
 人気マンガ「ドカベン」の主人公・山田太郎の影響だろうか。昭和の時代から捕手には鈍足のイメージがついて回る。だが、梅野はそのタイプに当てはまらないようだ。8盗塁はチーム2位。交流戦では2度の三盗を含め5度盗塁を試み全て成功させた。盗塁成功率は・800でチームトップの18盗塁をマークしている近本(・643)よりも高い。

 阪神捕手で2桁盗塁を記録したのは田中義雄(40年11盗塁、42年16盗塁)、土井垣武(47年16盗塁、48年14盗塁)、徳網茂(50年12盗塁)、関川浩一(95年12盗塁)、狩野恵輔(09年10盗塁)の5人。梅野が達成すれば10年ぶり6人目となる。

 梅野はバットも好調だ。本塁打は7本。6月20日の楽天戦で不敗神話こそ止まったが、大山10本に次ぐチーム2位だ。このままのペースでいけば、自身初の2桁本塁打は濃厚で阪神の捕手では16年に11本塁打(一塁で出場した試合での2本を含む)した原口以来となる。

 シーズン2桁本塁打&2桁盗塁。野手では特に注目されることもない「10―10」だが、捕手に限ると99年古田敦也(ヤ)が最後。1リーグ時代を含めても、わずか11人しかいない記録だ。梅野が達成すれば球界で20年ぶり、阪神では球団84年の歴史で初となる。昨年の最下位から巻き返しを図る猛虎の正妻・梅ちゃん。後半戦はリード、バット、足にも注目したい。

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