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阪神ドラ1西純矢「読学」の秋で心身充実 “読書家”趣味生かして「知識増やす」

2019年10月24日 05:30

野球

阪神ドラ1西純矢「読学」の秋で心身充実 “読書家”趣味生かして「知識増やす」
読学と書いた色紙を手にポーズを決める創志学園・西純矢(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 阪神からドラフト1位指名を受けた創志学園・西純矢投手(18)が同校の赤坂グラウンドで練習を公開した。今後のさらなる成長へ向けて、習慣としている読書で心身の充実を図るプランを披露。思いを叶えるべく、色紙には「読学」と力強く記した。
 「読書は暇なときには読むようにしています。最近は読めていないんですけど、今後は時間があれば読んでいきたいです。本は自分が経験したことのないような疑似体験ができると思うので、いろいろなことを学んで知識を増やしていけたらいいなと思う」

 勉強家である素顔の一端を明かした。もともと「読書はするほう」で、高校入学直後から自主的に野球関連の自己啓発本を数冊購入して読み始めたという。今後の野球人生を過ごしていく上での指針になった一冊がある。『補欠の力 広陵OBはなぜ卒業後に成長するのか?(元永知宏著=ぴあ)』だ。同じ目標に向かっていかないと、結果は絶対によくならないという内容。2年の頃に読破して以降、チーム全体で同じ方向性を向くことの大切さを胸に刻んで猛練習に明け暮れた。

 その習慣こそ、矢野イズムに通じている。昨秋の就任時から、「選手は本を読んだ方が絶対にいい」と提言してきた。指揮官の“読書好き”は初見でも、西純にとっては心強い事実になるだろう。もちろん、読書だけではなく、技術習得に関しても研究熱心。動画サイトなどでソフトバンク・千賀のフォークの握りを研究するなど、独学でさまざまな角度から教養を得ている。

 プロの舞台を見据えて準備を着々と進めている右腕。今後、その頭脳にはどんな有益な知識がアップデートされていくのか。飽くなき向上心で、可能性を無限に伸ばしていく。 (長谷川 凡記)

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