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FAの福田、西武&中日「はしご交渉」“モテモテ”高評価に感謝

2019年11月04日 05:30

野球

FAの福田、西武&中日「はしご交渉」“モテモテ”高評価に感謝
西武との交渉を終え、取材に応じる、ソフトバンクから国内FA権を行使した福田 Photo By スポニチ
 フリーエージェント(FA)権を行使した選手との交渉が3日に解禁された。ソフトバンク・福田秀平外野手(30)は初日から西武、中日の2球団と「はしご交渉」を行った。西武・渡辺久信GM(54)とは福岡市内のホテルで会談。海外FA権を行使して、メジャー挑戦を表明した秋山翔吾外野手(31)の後釜としても期待され、一番乗りでのラブコールに感謝した。
 緊張が解けたのも一瞬だった。約40分間。西武との初交渉を終えると、福田は慌ただしくホテルを出た。福岡市内で、この日2球団目となる中日と極秘で接触するためだった。

 FA交渉解禁日となる初日から、いきなりの「はしご交渉」。それでも、渡辺GMらとの会談後には笑みを浮かべた。「(渡辺GMの)現役時代も知っているので凄く緊張しましたが、うれしかったです」とネクタイを緩めながら充実感を漂わせた。

 渡辺GMらとの交渉内容については「極秘でお願いします」と控えたが、「同じリーグでやってきましたが、相手チームからのお褒めの言葉を頂いて光栄に思います。熱い言葉を頂いてうれしい気持ちでいっぱい」と感謝の言葉を何度も繰り返した。

 3年連続日本一となったソフトバンクでは内外野をこなし、スタメンだけでなく、代打、代走、守備固めでも起用された。レギュラーとして出場機会を求めてFA権行使を決断。「出場機会は勝ち取るもの。どこのチームに行っても、レギュラー争いをしなくてはいけない。頑張るだけ」と話し、改めて気持ちを引き締めた。

 2年連続でリーグ優勝を譲ったライバル球団からの高評価。渡辺GMに「全ての部分で能力が高い」と口説かれた。今季80試合に出場し、打率・259、9本塁打、26打点。年俸3600万円で人的あるいは金銭補償もないCランクとあり、ソフトバンクも含めた大争奪戦に発展している。「自分の人生なので、しっかり考えていきたい」。球界屈指のユーティリティープレーヤー、その動向が注目される。 (武本 万里絵)

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