【侍Jのライバル5か国 スポニチ徹底分析】最大のライバル韓国は「安定感抜群の投手陣」が脅威
2019年11月11日 05:30
野球
【米国~若手とベテラン融合】1次ラウンド計10本塁打の打力が光る。エンゼルス傘下マイナーのアデル、レッドソックス傘下マイナーのダルベックは将来のメジャースター候補生。アデルは1本塁打、ダルベックは2本塁打と打線を引っ張った。ペイトン、ウォーターズ、ボーンらも近い将来のメジャーデビューが確約されている。若手有望株が目立つが、正捕手クラツは39歳のベテラン。メジャー経験も豊富で五輪出場に燃える。投手陣はベテランぞろいで、オリックス・ディクソンは守護神候補。メジャー通算69勝のリチャードも控える。若き打線と老練な投手陣が融合する。
【メキシコ~大砲そろう強力打線】地元開催の利も生かし、3戦全勝で1次ラウンドをトップ通過した。自慢の打線はNPB経験組が中軸に座る。阪神ナバーロ、元中日とオリックスのクラークらが、強打の米国、ドミニカ共和国に負けない猛打を発揮して打力で圧倒した。もっとも大砲ぞろいなだけに、3戦33三振と粗さも目立つ。投手陣は先発投手が1試合も5回以上は投げておらず、継投策が鍵を握る。今年の3月には侍ジャパンと強化試合2試合を行い、1勝1敗と引き分けた。正捕手ソリスはその際も来日しており、日本選手の特徴を把握しているとしたら厄介だ。
【韓国~安定感抜群の投手陣】総合力で日本の最大のライバルとなる。1次ラウンドは3試合でわずか1失点と投手は安定感抜群。6日のオーストラリア戦に先発した、今季の最優秀防御率の梁?種は6回1安打無失点で10奪三振。7日のカナダ戦は今季17勝の金広鉉が6回1安打無失点と、両左腕が強力な柱となる。救援の河載勲は元ヤクルト。16年に在籍した当時は野手だったが、投手に専念して今季はリーグトップの36セーブを挙げた。野手も粒ぞろいで、4番は33発で本塁打王の朴炳鎬。1次ラウンドは最初の2戦は無安打も、8日キューバ戦で2安打1打点と復調気配だ。
【台湾~「先発3本柱」に期待】先発陣は江少慶、オリックスの張奕、胡智為の右腕3本柱が試合をつくる。張奕は1次ラウンドのベネズエラ戦で7回無失点の好投を見せ、スーパーラウンドでもフル回転が予想される。ロッテに在籍するチェンを含め、中継ぎ陣も安定している。打線は1番に座る王威晨が好打者で、4番の林泓育は長打の打てる捕手。日本ハムの王柏融は日本戦で2安打を放つなど、下位打線でのキーマンになりそうだ。台湾戦に先発した今永は「(強化試合で対戦した)カナダよりもコンタクトする能力が高い打線だった」と話すように、しぶとい打者が並ぶ。
◆スーパーラウンドの対戦形式 1次ラウンドで同組だった相手とは対戦せず1次ラウンドでの対戦結果を反映。日本、メキシコ、韓国は1勝0敗、米国、台湾、オーストラリアは0勝1敗からスタートし、それぞれ4チームと対戦する。
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