ソフトB工藤監督、ついに「エース千賀」認めた 来季は200イニング&沢村賞期待
2019年12月16日 05:30
野球
工藤監督は深くうなずいた。故障者が相次いだ中、シーズンを通して大黒柱として先発陣を引っ張った千賀について語った時だ。今季チームトップの13勝を挙げ、4年連続2桁勝利をマーク。自身初の200奪三振も達成した。「(エースと)今年で認めて良いんじゃないかな」。これまで与えなかった称号を授けた。
課題を見事に克服した。年間を通して体をつくり、スタミナ面の不安を払しょく。1試合の平均投球回は昨年の6・3イニングから6・9イニング、平均球数は107球から118球まで伸びた。「自分から“降ります”と言わなくなった。投げたいと言ったら投げさせる」と指揮官は確かな信頼を寄せている。
リーダーとしての自覚も出てきている。秋季キャンプでは普段接することが少ない育成選手らにトレーニングだけでなく、投球フォームなど技術的なアドバイスを惜しみなく送った。「和田も杉内もそうだったように、ああいう姿を(下に)見せてくれていたら」と語り、「千賀と森は練習内容も含めて変わった」と急成長に目を細めた。
ただ、工藤監督が望むのは、さらに上のレベルだ。現役引退後に沢村賞の選考委員を務めて、14年には金子千尋(オリックス)を選出。「沢村賞の選考基準を全てクリアするというのは少なく、該当者なしは寂しい。その年、一番頑張った投手がもらえても良い」と持論を展開し、千賀には「200イニングをクリアしてもらいたい」と誰もが納得する結果を求めた。絶対的エースとしての覚醒を期待している。
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