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ノーモア・アクシデント 阪神・マルテ、昨季の二の舞もうゴメン

2020年04月29日 05:30

野球

ノーモア・アクシデント 阪神・マルテ、昨季の二の舞もうゴメン
打撃練習を終え笑顔でポーズを決めるマルテ       Photo By 提供写真
 決意の表れだ。阪神・マルテが28日にオンライン取材に応じ、今年から専属トレーナーを採用したことを明かした。当初の開幕に合わせるように、3月中旬に来日したという。
 「バスケットボールとか、自分と違う活動をしている人。良い状態をつくれるという思いもあったし、去年は“痛いところがなければ一年間戦えたかな”と思っていたので、連れてきました」

 母国ドミニカの友人でコンディショニング管理に精通しているという。自主練習期間の現在も、ストレッチ、マッサージを中心としたケアを担当してくれている。「シーズンがどうなるか分からないけど体の状態が良くなることを心がけている。そのためにやってもらっています」。全ては同じ轍(てつ)を踏まないためだ。

 昨季は3月16日に右ふくらはぎの張りを訴え、1軍初出場が4月29日までズレ込んだ。シーズン終盤9月24日の巨人戦では今度は左足の張りで戦線離脱。105試合出場に留まって後悔の念に駆られたからこそ“補強”を決断したのだろう。

 自宅待機期間は「バッティングのビデオをよく見たし、勉強することがあった」と勤勉に過ごした。大山との三塁争いについては「自分の準備の方が大事。そこはあまり意識していない」と頼もしい。この日は甲子園球場で4本の柵越えを放つなど、調整も順調だ。

 20日には自身が着用していた帽子をナインにプレゼントした。心身ともに日本に溶け込み始めている、何よりの証し。注目度の高さはボーアたちに譲っても、結果で劣るつもりはない。(巻木 周平)

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