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ソフトバンク3年ぶりV 和田6回零封の大仕事 1年間ローテ守り「完全復活」示した

2020年10月27日 21:22

野球

ソフトバンク3年ぶりV 和田6回零封の大仕事 1年間ローテ守り「完全復活」示した
<ソ・ロ>6回を投げ終えた和田(左)とグータッチする工藤監督(撮影・長久保豊) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク5ー1ロッテ ( 2020年10月27日    ペイペイD )】 ソフトバンクがロッテに5-1で勝利し、3年ぶり19度目のリーグ優勝(1リーグ時代を含めると21度目)を決めた。先発を任された18年目の大ベテラン、和田毅投手(39)が見事期待に応えた。
 和田はシーズンの優勝が懸かる試合の先発は意外にも初めて。そんな大役にも動じず平常心で先発の役割を全う。初回に2奪三振を奪いリズムに乗った。4回までに7奪三振とロッテ打線を寄せ付けなかった。唯一のピンチだった5回2死二、三塁では、昨季までチームメイトだった福田をレフトライナーに仕留めた。6回は危なげなく3者凡退に抑え、6回無失点の8奪三振で今季8勝目(1敗)を挙げた。

 昨季は左肩痛から復帰し4勝を挙げたが「1年間、ローテーションを守ってこそ、本当の復活だと思っている」と今季への思いを強くした。首脳陣の計らいで登板間隔を空けることをあったが、年間を通してローテーションを守り8勝1敗と結果を出した。

 優勝争いが佳境に入った10月11日のロッテ戦では、5回1安打無失点の好投で日米通算142勝目。同い年で元チームメートの杉内(現巨人2軍投手コーチ)に並び「切磋琢磨した仲間でライバルでもあった。スギに並ぶことができたのは光栄」と節目の勝利を噛みしめた。

 39歳のベテランの働きに、工藤監督は「この年までできるのは、24時間、野球のことを考えているからだと思う」と、目を細めるほどの働きだった。

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