セのDH制導入は…張本勲氏「大反対」「打って走って守る。これが野球の本質」

2020年12月21日 06:31

野球

セのDH制導入は…張本勲氏「大反対」「打って走って守る。これが野球の本質」
張本勲氏 Photo By スポニチ
 セ・リーグのDH制導入の議論が高まる中、スポニチではツイッター「スポニチ野球記者」で緊急アンケートを実施。ファンの間でも賛否が真っ二つに分かれた。両リーグを経験した本紙評論家の張本勲氏(80)にも意見を聞いた。
 セのDH制導入には大反対だ。セが守ってきた伝統、9人でやる本来の野球の姿が失われてしまうではないか。理解に苦しむ。パはパで現在の形で成功している。それでいい。仮にセもDH制を導入すれば、プロ野球が攻撃的なものばかりになってしまう。違う形で覇を競う。そこに妙味がある。

 打って走って守る。そこにはリズムがある。これが野球の本質。たとえ打席に入ったのが投手だとしても、何が起こるか分からない。「投手の打撃」が好きなファンも多いだろう。それも魅力の一つだ。悪いところは直せばいい。例えば試合のスピードアップ。そのための取り組みは大変重要だ。しかしDH制は違う。守るべき伝統を子々孫々まで伝えてほしいと願う。(パにDHが導入された75年に日本ハム、76年以降は巨人、ロッテでプレー)

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