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オリックス・宗 球団64年ぶり!!2年連続ランニング弾「疲れたッス」

2021年05月04日 05:30

野球

オリックス・宗 球団64年ぶり!!2年連続ランニング弾「疲れたッス」
<西・オ>8回2死二、三塁、宗はランニングホームランを放つ(撮影・森沢裕) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   オリックス6-3西武 ( 2021年5月3日    メットライフD )】 宗の快足がオリックスの4位浮上を呼んだ。1点差に迫られた直後の8回2死二、三塁。カウント1―1から森脇の高め145キロ直球を捉えてライナー性で中堅左へ。飛び込んだ金子のグラブをかすめて後方へ転がる間に50メートル走5秒8の走力を全開にした。二塁どころか三塁も回ってヘッドスライディングで生還。跳びはねるように起き上がり、吠えた。
 「二塁を回る前からチラチラ見てたら、(三塁コーチの)風岡さんが、めっちゃ回していたので。疲れたッス。フラフラでした」

 昨年7月25日の楽天戦に続く2年連続2本目のランニング本塁打。個人の2年連続は球団では56、57年渡辺清以来、64年ぶりの快挙だ。2リーグ制以降の球団最多は福本豊の4本。宗は18年3月4日のDeNAとのオープン戦でもランニング本塁打を記録しており、早期の「レジェンド超え」も現実味が帯びてきた。

 高卒7年目の24歳。精悍(せいかん)になった顔つきに短く刈り込んだ黒髪が良く似合う。過去には両サイドを大胆に刈り上げ中央部が金のカーリーヘアや緑色に染め上げたこともあった。「ヤンチャじゃないですよ、僕。真面目ですから。最初は、そういうところから勢いづけようというのはあったけど、今はもうそんなの必要ないッス」。紅林や太田ら若手が台頭する中で大人の男に成長した。

 4年ぶりの西武戦4連勝で借金1まで減らした。勝率5割復帰は目前で、首位・楽天とも3・5ゲーム差しかない。今年のオリックスは違う。(湯澤 涼)

 《2リーグ制以降11人目》宗(オ)が8回に今季両リーグ初となるランニング本塁打。昨年7月25日の楽天戦以来、通算2本目で、2年連続のランニング本塁打は87、88年の屋鋪要(大洋)以来2リーグ制以降11人目。パでは61、62年の山内一弘(大毎)以来で、球団では阪急時代に渡辺清が56年に1本、57年に2本記録して以来64年ぶりだ。

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