あと1死が遠い…阪神・藤浪「7回の男」全うできず乱調4失点 矢野監督「俺の責任」

2021年06月24日 05:30

野球

あと1死が遠い…阪神・藤浪「7回の男」全うできず乱調4失点 矢野監督「俺の責任」
<中・神(10)> 7回、4点を失い降板する藤浪(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神2-6中日 ( 2021年6月23日    バンテリンD )】 あと1死が遠かった。同点の7回を任された阪神・藤浪が3四球2安打の乱調で4失点。決勝点どころか、ダメ押し点まで献上して勝負は決した。
 2―2の緊迫の展開。出足でつまずいた。先頭の桂を歩かせ、1死から大島の右前打で一、三塁。代打・福留にも四球を与えて満塁と追い込まれた。高橋周を156キロ直球で見逃し三振に斬って2死までこぎつけながら、3球で追いこんだビシエドにはフルカウントまで粘られ、最後は直球が外角に外れた。押し出し四球後、堂上には前進守備の右翼頭上を越され、走者をすべて還された。

 再昇格後は勝ちパターンの一員を担ってきたが、これで3試合連続失点。矢野監督は「悔しさを持ってやってくれているし、打たれた後のバックアップもちゃんとやっていたし、勝負にいった中での結果なんで、使っている俺の責任として受け止めている」と責めなかった。ただ、「7回の男」が懸案材料であることが浮き彫りになったことも事実で、「誰か出てきてほしい部分でもある」と台頭を願った。(遠藤 礼)

 ○…藤浪(神)が2/3回を4失点で4月23日DeNA戦以来の今季2敗目。6月4日のリリーフ転向後初で、救援敗戦は昨季9月26日ヤクルト戦以来2度目。登板して1イニングもたなかったのは、18年7月26日の広島戦、先発で1/3回を2安打4四球5失点KO以来2度目。救援では初めて。

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