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先輩たちの思いを胸に 横浜商大高が猛打でコールド発進

2021年07月15日 16:08

野球

 【神奈川大会2回戦   横浜商大高9―0霧が丘 ( 2021年7月15日    サーティーフォー保土ケ谷 )】 横浜商大高が12安打9点の猛打で7回コールド勝ち。03年以来4度目の夏の甲子園へ向けて好スタートを切った。「7番・中堅」で出場の青木聖和(せな)主将は初回に中前適時打を放つと、4回にも左越えに2点三塁打で3打点。主将として「一人一人が練習でやってきたことをやれた」と言った。
 昨秋の県大会で鎌倉学園に敗れた後、選手ミーティングで練習時の移動は全て全力疾走することを決めた。目的は体力強化。バットを振る力、守備でもボールを追う力を付けようと取り組んだ。その成果が表れた2桁12安打。「下半身が強くなった。三塁打はそのおかげです」。青木主将はそう胸を張る。

 昨年は夏の公式戦がコロナ禍で中止。青木主将は言った。「先輩たちは本当に悲しんでいた。去年の分まで一つ一つ勝って恩返ししたい」。最後の夏に甲子園を目指すことができなかったその先輩たちは、今もLINE(ライン)で激励の言葉を送ってくれる。先輩たちの思いも胸に、横浜商大高は進撃を続ける。

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