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西武ドラ1・隅田「オリジナル変化球」磨く カーブより遅い110キロ台チェンジアップに命名求む

2022年01月14日 05:30

野球

西武ドラ1・隅田「オリジナル変化球」磨く カーブより遅い110キロ台チェンジアップに命名求む
チェンジアップを投げる隅田(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 「オリ変」の命名をお願いします!西武のドラフト1位・隅田(西日本工大)が、ファンに名前を付けてもらえるように「オリジナル変化球」を磨くことを誓った。最大の武器はカーブよりも遅い110キロ台のチェンジアップ。「遅いので、凄く特殊かなと思います。自分はセンスがないので、ファンの人から名前をもらったほうがいい」と話した。
 長年プレーするテレビゲーム「プロ野球スピリッツ」で登場する「オリ変」。「ヤクルトの石川さんだったら“カツオカーブ”。そういうのを自分でつくれたら」という。石川は漫画「サザエさん」のキャラクターに似ていることから「カツオ」の愛称で親しまれ、90キロ前後のスローカーブの由来となった。

 最速150キロ左腕のチェンジアップは、一般的な投手よりも球速差も変化量も大きい。人さし指と親指で輪をつくり、直球と同じ腕の振りで球を抜く。「投げてから(球が)出ていくみたいな感じ」。打者はリリース後にボールが遅れて出てくるような錯覚を受け、大学時代に高い奪三振率を誇った。

 埼玉県所沢市の球団施設で行われた新人合同自主トレ第2クール初日でも、キャッチボールで球筋を確認。「自分は変化球が武器。どれくらい通用するか楽しみ。ネームが付くぐらい、覚えてもらえるようにしたい」。14日には初のブルペン投球を予定しており、着々と準備を進める。(神田 佑)

 ≪4月発売パワプロ プラスの特殊能力は奪三振&リリース○≫プロ野球スピリッツも手がける「コナミ」が、4月21日発売の最新作「パワフルプロ野球(パワプロ)2022」の隅田の選手データを発表した。プラスの特殊能力は「奪三振」「リリース○」で、コントロールはE、スタミナはD。隅田は2日前に同ゲームの20年版をプレーしたばかりで「この能力を覆せるような1年にしたい。パワプロでいい選手になれるように」と誓った。

 【主な球界の「オリ変」】

 ☆カミソリシュート 大洋(現DeNA)で通算201勝を挙げた平松政次のシュート。「カミソリのよう」という巨人・長嶋茂雄のコメントが語源という逸話も。

 ☆ヨシボール 元オリックス・佐藤義則の決め球。人さし指と親指で球を挟んで抜くように投げる。打者の手元で縦に鋭く落ちた。

 ☆お化けフォーク ソフトバンク・千賀の落差の大きいフォーク。ストライクの高さから急激に落ち、打者は視界から消える錯覚に陥る。「お化け」と称された元祖は元オリックス・野田浩司。

 ☆マードロップ 楽天・田中将が10年4月に習得した親指と人さし指の間から球を抜いて投じる120キロ台後半の高速カーブ。当時の110キロ台後半だった同球種よりも速く、投球の幅を広げた。

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