球宴で延長はなし HRダービーで決着へ 新労使協定の覚書きに明記 大谷に重責?

2022年03月12日 08:49

野球

球宴で延長はなし HRダービーで決着へ 新労使協定の覚書きに明記 大谷に重責?
昨年の球宴ホームランダービーを制したメッツのアロンソ(AP) Photo By AP
 10日に大リーグ機構と選手会との間で合意に達して取り交わされた182ページにおよぶ「新労使協定の覚書」の中に、球宴における新たな試合決着方法が含まれていることが明らかになった。AP通信が報じているもので9回を終わって同点の場合には延長を行わず、「ホームラン・ダービー」で勝者を決めるという項目が暫定的合意内容の中に記されている。
 1933年に始まった球宴では延長に突入したケースが過去13回。最近では2017年と18年に9イニングで試合は終わらなかった(ともに延長10回)。指揮を執る監督は9回で終わることを想定して投手を起用するため、延長に入ると投手の人数が不足。2002年には11回を終えたところで引き分けになるなど後味の悪いケースもあった。

 そこでこの問題の解決方法に持ち上がったのがホームラン・ダービー。球宴前日のメーン・イベントをどうするのかについては触れられていないが、7月19日にロサンゼルスのドジャー・スタジアムで開催される今季の球宴で9回を終わって同点となった場合には、昨季のホームラン・ダービーに出場したエンゼルスの大谷翔平(28)らリーグを代表するスラッガーたちが勝敗を決めるためにバットを手にすることになる可能性が出てきている。

 なお「覚書」の中では球宴前日に実施している従来のホームラン・ダービーをどうするのかについては明記されていない。

 労使双方が合意した中には海外での試合スケジュールも含まれており、レギュラーシーズンは2023~26年の6月にメキシコシティー、2023、24、26年の6月にロンドン、25年の6月にパリ、25年と26年の9月にプエルトリコのサンフアン、2024年の開幕シリーズは2024年にアジア(都市は不明)、25年に東京で開催。ワールドベースボール・クラシック(WBC)の開催は23年と26年と記されている。 

おすすめテーマ

2022年03月12日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム