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ソフトB ミス連発で敗戦後に激震 和田らコロナ陽性疑い…4人離脱

2022年06月27日 04:45

野球

ソフトB ミス連発で敗戦後に激震 和田らコロナ陽性疑い…4人離脱
<ソ・日>10回、勝ち越しを許しガックリとベンチに戻る嘉弥真(左は甲斐)(撮影・岡田 丈靖)             Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク2ー3日本ハム ( 2022年6月26日    ペイペイD )】 首位のソフトバンクは26日、日本ハムに2―3で惜敗した。延長10回に、嘉弥真新也投手(32)の悪送球で勝ち越し点を献上するなど、攻守でミスが相次ぎ3連勝を逃した。2位の楽天との1・5ゲーム差は変わらないが、球団は試合後に、今日のロッテ戦に先発予定だった和田毅投手(41)らが新型コロナウイルスの陽性疑いになったと発表。チームは代役として大竹耕太郎投手(26)に白羽の矢を立て、窮地を乗り切る構えだ。
 試合では攻守で普通のことを普通にできず、凡事徹底をおろそかにし、連勝は2でストップした。

 「最後の最後、何とか同点、あるいは逆転の一番いいシチュエーションで、何とかしてもらいたかったが…」

 指揮官が嘆いた場面は2―3の延長10回の攻撃。先頭の牧原大が中前打で出塁も史上最年少での300犠打達成の名手、今宮がバント失敗。2度のファウル後に空振り三振した。続く柳町の右前打などで1死二、三塁としたが両ベテランが期待に応えられなかった。途中出場の明石は空振り三振。続く代打・松田が左腕・堀の初球の変化球に手を出し、三飛。ため息とともに3連勝は消えていった。

 守りでは送球ミスが勝負を分けた。2―2の延長10回2死二塁。代打・石井の場面で津森から左キラー嘉弥真へスイッチも、打席には代打の代打・右の谷内が登場。6球目の三塁側のボテボテの浅いゴロを左腕は体勢を崩し捕球後に送球も一塁悪送球(記録は内野安打とエラー)。二塁走者が生還した。「アウトにできると思ったから投げた。ミスはミスで反省するだけ」と指揮官は責めなかったが慎重さに欠けた。

 さらに試合後、チームに激震が走った。スクリーニング検査で、今日のロッテ戦先発予定だった和田と、グラシアル、野村勇が新型コロナウイルス陽性疑いとなった。和田の代役は急きょ、今季初登板の大竹に決まった。さらには杉山、正木が陽性疑い者の濃厚接触の疑いとなった。2軍調整中の杉山を除いて、4人の出場選手登録者が離脱する事態となった。この5人のほかに1軍選手とコーチ、スタッフも今日PCR検査を受ける。

 獲得を目指していた元パドレス傘下3Aエルパソの秋山も、広島行きを決断した。まさに泣きっ面に蜂。楽天も敗れたため1・5ゲーム差の首位にはいるが、ピンチを切り抜けなければならない。底力が試される現状。藤本監督は「明日から、また頑張りましょう!」と語尾を上げ、東京へ移動した。いろいろな意味合いで士気向上を訴えかけていた。(井上 満夫)

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