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阪神・桐敷、成長実感の5回1失点 自己最多6K「前より真っすぐで空振り奪える」84日ぶり1軍で快投

2022年07月08日 05:15

野球

阪神・桐敷、成長実感の5回1失点 自己最多6K「前より真っすぐで空振り奪える」84日ぶり1軍で快投
阪神・桐敷 Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神0-3広島 ( 2022年7月7日    甲子園 )】 阪神のドラフト3位左腕・桐敷が4月14日の中日戦以来、84日ぶりに1軍マウンドに帰ってきた。5回1失点で打線の援護なく先発では3戦3敗になっても、甲子園では初の先発で成長を示した。
 「緊張は多少ありましたけど、楽しく投げられた。前回抹消されたときと比べて成長というか、そういうピッチングはできたかな、と」

 初回先頭の堂林を最速の148キロ直球で3球三振に仕留めるなど3者凡退に抑えて発進。直球とツーシームに加え、スライダーやフォークなど多彩な変化球もさえ渡った。

 2回先頭のマクブルームに2ボールにしてから146キロを左中間席まで運ばれ、「入りから無駄球2球で、そこから失点だったので本当にもったいない」と反省した。2度目の対決では130キロスライダーで空振り三振を奪ってやり返すなど、4回まで毎回で自己最多の6奪三振。無四球で5回を投げ抜き、代打を送られて交代した。

 「自分のフォームの感覚も球速と合っていた。多少前より真っすぐで空振り奪えるのは分かった。アバウトにいくところと、慎重にいくところを、場面場面で理解して投げるのが次の課題」

 4月15日の降格後は「キレ」をテーマにランニング量や有酸素運動などを増やし、体重も96キロから3キロ弱減量。約3カ月間の2軍生活で取り組んだ成果を出し、矢野監督にも「球の強さがだいぶ出てきた。ファームでやってきたことがしっかりやれた」と評価された。いったん登録を外れる方針でも、次回登板へ収穫もつかんだ。(阪井 日向)

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