今季限り勇退のオリ・宮内オーナー 万感の胴上げ「やっぱり野球は筋書きのないドラマ」

2022年10月03日 05:32

野球

今季限り勇退のオリ・宮内オーナー 万感の胴上げ「やっぱり野球は筋書きのないドラマ」
胴上げされる宮内オーナー(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   オリックス5ー2楽天 ( 2022年10月2日    楽天生命 )】 今季限りで勇退するオリックス・宮内義彦オーナー(87)は球場でリーグ連覇の瞬間を見届けた。優勝決定後にはグラウンド上で中嶋監督に続いてナインに胴上げされ、5度、宙を舞った。
 歓喜の後、球場で共同インタビューに応じた球団総帥。「ちょっと家を出る時は気が重かったんだけど、やっぱり野球というのは筋書きのないドラマですね。しかしまあ、本当によくやってくれました。私まで胴上げされて、幸せすぎるなと思っています」と喜びをかみしめた。

 阪急を買収した88年11月から34年にわたって重責を担った名物オーナー。当時に思いをはせ、「阪急ブレーブスは強いチームだったんだよね。それが徐々に弱くなり、仰木さんが頑張ってくれたんだけど、徐々に力が落ちて…本当に時間がかかったなと。これから本当に、もっと安心して見られるチームになっていくんじゃないかと思う」と言葉に万感の思いをこめた。そして言葉を続けた。「とにかく、うれしいだけ」――。

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