ヤクルト・村上 第1打席は四球 フルカウントから冷静に見極め セCSファイナルS第1戦

2022年10月12日 18:15

野球

ヤクルト・村上 第1打席は四球 フルカウントから冷静に見極め セCSファイナルS第1戦
セCSファイナル<ヤ・神>初回、村上は四球を選ぶ(投手・西勇)(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【セCSファイナルステージ第1戦   ヤクルトー阪神 ( 2022年10月12日    神宮 )】 ヤクルトの村上宗隆内野手(22)が阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第1戦(神宮)に「4番・三塁」で先発出場。初回の第1打席は四球だった。
 初回2死一塁で迎えたCS初打席。阪神先発・西勇が投じた初球と2球目のカーブを悠然と見送り2ボール。続くスライダーをハーフスイングで2ボール1ストライクとなり、スライダーをファウル、内角のストレートを見送ってボールとなりフルカウントとなった。そこからカーブ、スライダーをファウルとして粘り、最後は低めのチェンジアップを冷静に見極めて四球となった。

 村上は今季レギュラーシーズン最終戦の10月3日DeNA戦(神宮)で7回に右越え56号ソロ。64年の王貞治(巨人)を抜く日本選手シーズン本塁打の新記録を樹立した。2年連続の本塁打王、ともに初めての打点王と首位打者を獲得し、史上8人目(通算12度目)の3冠王も達成。22歳シーズンでの3冠王は、82年の落合博満(ロッテ)の29歳シーズンを塗り替える史上最年少記録となった。

 日本選手最多56号と3冠王の称号を手にして臨むCSファイナルSに向けては、「凄く気持ちも高ぶっています。(本塁打を)もちろん打てればいい」とCS初アーチを視野に入れつつ「しっかり自分のスイングができるよう頑張りたい」と語っていた。

 村上の21年のポストシーズン成績は、巨人とのCSファイナルステージ全3試合に「4番・三塁」で先発し、12打席で9打数2安打3四球、打率・222。オリックスとの日本シリーズでも全6試合に「4番・三塁」で先発出場。25打席で23打数5安打2四死球、打率・217、2本塁打、3打点だった。

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