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【阪神・嶋田バッテリーコーチに聞く】「なんでこの一球なんや」打者への観察力、洞察力を大切に

2022年11月16日 07:00

野球

【阪神・嶋田バッテリーコーチに聞く】「なんでこの一球なんや」打者への観察力、洞察力を大切に
阪神・嶋田バッテリーコーチ Photo By スポニチ
【虎コーチに聞く~嶋田宗彦バッテリーコーチ(下)~】
 ――以前と比べて、投手は150キロ以上が増えて、球種も複雑になっている。前回のバッテリーコーチ時代と比べてどんなふうに変わったか。
 「はっきり言って、スピードがかなり速くなりましたよね。真っすぐが55(155キロ)とか、フォークでも47、48(147、148キロ)とか。それはすごいと思いますんで、ウチのピッチャーもね、若手で切れのある、投げっぷりの良い若い子もいますので。勇気を持って投げられるように、こちらとしてはゲームの中に入っていける準備を立ててあげたいと思っている。各打者の特徴なりを話しながら、やっていきたいと思っています」

 ――スコアラーの視点で今季ヤクルト、DeNAの強さをどんなふうに見ていたか。
 「担当ではなくて詳しく見ている球団ではなかったので、そこまではっきりと言えないんですけど、中軸、3冠王を獲った村上中心にその前後、トップバッターや5番打者とかそういう打者が出塁するので、得点、打点も多くなりますし、長打もあります。4番を中心としたしっかりとした打線が強みじゃないかと思いますけどね」

 ――今秋キャンプではバントの指導も。
 「スペース的にあいて(指導者が)いなかったもんで…。ヨーイドンでそこに入ったんで、そこで2時間、入れているだけ。私もバントは不得意じゃなかったもので、まあね、いろんなことを言いますけど」

 ――就任会見時にキャンプからチーム付きスコアラーと話し合いたいと言っていた。進んでいるか。
 「そうですね、ぼちぼち来年の話もしていますし、こういう資料を出してほしいというのが、だいたい煮つまってくると思います」

 ――岡田監督は交流戦まではスコアラーから来たデータを照らし合わせる期間のような話をしていた。岡田監督の要求は緻密か。
 「そうですね。『なんでこの一球なんや』というのは前回もおっしゃっていましたので、そのへんは、ミスという言葉がおかしいかもわからないけど、間違いを出さないような、キャッチャーの打者への観察力、洞察力を、ベンチに戻ってきた時に話していきたいと考えています」

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