ソフトB・甲斐 WBCへ栗山監督との絆深まった 世界一へ「体がボロボロになっても戦いたい」

2022年12月25日 05:00

野球

ソフトB・甲斐 WBCへ栗山監督との絆深まった 世界一へ「体がボロボロになっても戦いたい」
トークショーでファンの質問に答えるソフトバンク・甲斐(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 ソフトバンクの甲斐拓也捕手(30)が24日、来年3月に開催される第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場を熱望し、日本代表の金メダル獲得に貢献したいと意欲を燃やした。福岡市内の商業施設で行われたトークショーに出演し、栗山ジャパンの正捕手に立候補。昨年の東京五輪に続く世界一を目指す。
 その目は世界の頂へ向けられていた。来年3月開催のWBCで日本代表の正捕手候補に挙げられている甲斐は「世界一?もちろん」ときっぱりと言い切った。昨夏の東京五輪で正捕手として日本代表の金メダル獲得に貢献。主要な世界大会の“連覇”を思い描いていた。

 甲斐は11月に行われた侍ジャパンの強化試合に出場し、その後も栗山英樹監督と電話でやりとりしていることを明かした。「熱い思いというか、気持ちを直接聞いてますし、その思いに応えたいというのが一番。この人のために体がボロボロになっても戦いたいという思い」。会話するごとに絆は深まり、全身全霊を傾けたいと決意を語った。

 今回のWBCにはメジャー組の大谷(エンゼルス)、ダルビッシュ(パドレス)が既に出場の意思を表明しており、バッテリーを組む可能性がある。「怖いですね。そもそも球を捕れるのかな」とトークショーでは冗談めかしたが、本番までに最善を尽くす。「(投手の)100%に近い部分を引き出せるように。会話、すり合わせが大事。話を聞くのも大事だけど、聞いてばかりでもダメ。意見交換が大事」と再び代表のユニホームを着る日が待ち遠しい様子で話した。

 「五輪で得たものは大きかった。その場に立てることは野球選手として、それ以上のものはない」。侍ジャパンを再び世界一へ導くため、負けられない戦いに挑む覚悟は固まっている。(森 寛一)

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