糸井嘉男氏 今だから明かせる、矢野監督の“早すぎる退任宣言”への本音「今、言う!?」
2023年01月02日 17:07
野球
少年時代から阪神ファンのブラックマヨネーズ・吉田敬に、開幕から9連敗という地獄のスタートを切った昨季序盤の心境を問われ、「0割6分3厘という史上最低勝率監督です」と自己紹介。「キャンプ始まる前に“今年で辞めます”って自分で言っちゃったので…」と言うと、東野が話をさえぎって糸井氏に「キャンプ前に辞めますって聞いたとき、どんな気持ちやったんですか?」と尋ねた。
糸井氏は「正直…今言う!?」と言って、笑わせた。「そうなんや…」と矢野氏がつぶやく横で、「僕らベテラン選手はLINE(ライン)をいただいたんですよ。監督が発表する15分前くらいに。まあ返しにくいですよねえ…。誰に言ったら言いかも分からない、もしかしたら僕だけに来てるかもしれないし。でも10分間で(考え)“胴上げを絶対にする”と返しました」と振り返った。
「矢野さんと糸井さんって仲悪いんかな…と思ってた。ロハスより糸井さん使えよ…って思って見てたファンも多かった」と言う吉田に、矢野氏は「鋭いですねえ。ロハスいつ打つんかなあと思ってたいぶ我慢したんですけど」と苦笑い。「そこはチームを作る上で監督の難しさ。嘉男の実績とプライドを大事にしながら、でもチーム全体を作る上で活性化するために“同じ力やったら若いやつ使うぞ”と嘉男にも言ってた。ファン心理も分かるし、嘉男には我慢してもらいましたけど、“どうや?”って声掛けに行くと“大丈夫です!優勝しましょ”っていつも言ってくれたんです」と明かした。
糸井氏は「矢野さんやったから41歳までできたかも」と話し、良好な関係だったことをアピールしていた。