侍・栗山監督 準決勝メキシコ戦で由伸交代の心境「日本一のピッチャーに…俺言ってもいいのかな」

2023年04月10日 21:55

野球

侍・栗山監督 準決勝メキシコ戦で由伸交代の心境「日本一のピッチャーに…俺言ってもいいのかな」
侍ジャパンの栗山監督 Photo By スポニチ
 3月に行われた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本を09年以来、3大会ぶりの世界一に導いた栗山英樹監督(61)が10日放送の日本テレビ系「しゃべくり007」(月曜後9・00)にゲスト出演し、準決勝のメキシコ戦で中継ぎ登板した山本由伸投手(24)を交代させるときの心境を明かした。
 スタジオで準決勝のメキシコ戦の話題となると、栗山監督は吉田正尚の起死回生の同点3ランで「(いけると)思いました」と勝利へ手応えを感じたという。だが「日本のエース山本由伸投手がその後またすぐ点取られるので、そういう展開かなと」と、シーソーゲームになる予感がしていた。

 山本は5回から登板し、3回1/3を2失点。1死一、三塁の場面で交代を決断してマウンドへ行った栗山監督だが、「日本一のピッチャーに“ピッチャー交代”って俺言ってもいいのかな」と、その時の心境を明かした。

 まさかの胸の内にしゃべくりメンバーが驚く中、栗山監督は「偉そうにしてますよ。雰囲気的に」と監督としての立ち振る舞いをしていたことを強調。それでも「年俸一番高い日本のピッチャーに…。いや、その…“由伸、代わるよ”って言った以上言葉出なくて。こっちも」と、気を使っていたことを告白した。

 「日本一の投手」に対して栗山監督は「次の日はもちろんフォローはするんですね」と山本に対してのケアを忘れなかった。「由伸、悪かったな」と声をかけると、山本からは「勝ってよかったです」と交代に対する不満などは感じられなかった。

 それでも「プライドを守ってあげなきゃいけない」とし「自分と一緒にやっているチームの選手なら、ファイターズの選手ならバッサバサ行けるんですけど。お預かりしてる選手じゃないですか。そこはやっぱり気持ちよく、プライドを守りながらいきますね」と振り返った。

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