原巨人vs岡田阪神15年ぶり“伝統の一戦” 大学日本代表、メークレジェンド、浅野くじ引き…数々の因縁

2023年04月11日 05:30

野球

原巨人vs岡田阪神15年ぶり“伝統の一戦” 大学日本代表、メークレジェンド、浅野くじ引き…数々の因縁
08年、握手する岡田監督(左)と原監督 Photo By スポニチ
 15年ぶりに永遠のライバルが伝統の一戦で相まみえる。5連敗中の巨人は、11日から東京ドームで阪神との3連戦。今季初の伝統の一戦は、08年以来の原巨人VS岡田阪神となる。
 昨年10月。1学年先輩の岡田監督の阪神復帰に、原監督は「高校の時からの仲。その人がまたプロ野球に監督として戻ってこられたのは大きな刺激です。お互い頑張りましょう、老体にムチを打ちながらやりましょう」とエールを送っていた。

 高校時代に初対面し、大学日本代表ではクリーンアップを組んだ間柄。プロ入り後はともに伝統球団の主軸を担い、監督としては06年から3年間セ・リーグの覇権を争った。岡田監督のオリックス時代(10~12年)を含め直接対決は原監督の40勝41敗1分け。特に前回の岡田阪神最終年だった08年は最大13ゲーム差をはね返す「メークレジェンド」で逆転優勝。岡田監督が辞任した因縁もある。

 昨秋のドラフトでは浅野の抽選で一騎打ち。原監督が交渉権を引き当てた。ただ、開幕4連勝を飾り5勝2敗1分けの阪神に対し、巨人は現在5連敗中で3勝6敗と明暗が分かれている。それでも伝統の一戦は特別。原監督も「我々からいうと、GT戦。向こう的にいうとTG戦」と強烈なライバル意識を持つ対戦から、チームが上向く可能性はある。

 リーグトップの打率・441をマークする新主将の岡本和も「阪神ファンの応援は凄い。なんとか連敗を止められるように頑張る」とした。4年ぶりに大歓声も戻る宿敵との戦いを制し、浮上のきっかけにする。(花里 雄太)

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