野球の神様が見ていた阪神・梅野の覚悟 「むちゃくちゃバットを短く持った」自制心がついに主役に

2023年05月22日 07:00

野球

野球の神様が見ていた阪神・梅野の覚悟 「むちゃくちゃバットを短く持った」自制心がついに主役に
3日の中日戦、9回無死二、三塁で梅野は四球を選ぶ(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神4-1広島 ( 2023年5月21日    甲子園 )】 【記者フリートーク】 開幕から暗く長いトンネルの中にいても、梅野は自らの役割を果たそうと必死だった。その象徴が逆転サヨナラ勝ちした今月3日の中日戦。7―7の9回無死二、三塁、守護神・マルティネスから7球粘り、執念で四球をもぎ取った打席だ。
 後日、「がっつきたくなかった。本当にコンパクトに、むちゃくちゃバットを短く持って、自分のできることをやった。周りも見えていた感じで四球も取れた」と振り返った梅野。「最高の結果になればいいな、とも思っていた」と、自身でケリをつけたかった本音も明かしたが、次打者・木浪の劇打で全てが報われた。

 この日も4回の適時打の後、7回先頭で9球粘り四球。勝利のためにいつでも黒子に徹する覚悟を、野球の神様は見捨てなかった。(阪神担当・八木 勇磨)

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