どっちが強いかだけ…長谷川“評価”興味ナシ

2010年04月28日 06:00

格闘技

どっちが強いかだけ…長谷川“評価”興味ナシ
検診する長谷川の後ろで拳を握り笑いを誘うモンティエル
 ダブル世界戦(30日、日本武道館)の予備検診が都内で行われ、11度目の防衛に臨むWBCバンタム級王者・長谷川穂積(29=真正)は挑戦者でWBO王者のフェルナンド・モンティエル(31=メキシコ)を身長で5・2センチ上回ったものの、リーチは1メートル69と同じだった。
 昨年9月以来の対面に「背は低いけど小柄という印象はない」と印象を口にしたが、その後の練習では「(相手はもともと)軽量でしょ」と自信を見せた。
 WBO(日本非公認)王者との事実上の統一戦は、相手の地元メキシコでもテレビで生中継される。28日にはメキシコから報道陣15人も来日。国際マッチメーカーのジョー小泉氏は「日本では防衛戦と思われてるが海外では統一戦とみられてる。注目が高いので勝てば箔(はく)が付く」と世界に名を売るチャンスであると説明した。
 長谷川は「世界的な評価はどうでもいい。どっちが強いかだけです」と話したが、今後の海外進出を含めターニングポイントの試合になることは間違いない。

 ≪モンティエル“軽量有利”強調≫モンティエルは検診時に、いすに座る長谷川を背後から叩くふりをするなどリラックスムード。前日計量まで絶食状態の王者に対し「鶏肉、サラダ、パスタ、スープを食べた」と軽量ゆえのアドバンテージを強調した。「メキシコは勝利を待っている。長谷川を負かしたら、応援してくれた人にお返しができる」と覚悟を口にした。

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