プロボクシングのWBO世界ライト級王座決定戦の前日計量(リミット135ポンド)が4月30日、米ネバダ州ラスベガスで行われ、同級4位レイムンド・ベルトラン(33=メキシコ)が1回目で1ポンド(約450グラム)オーバーすると、2回目でも0・4ポンド(200グラム)オーバーし、リミットをパスできなかった。
同級1位粟生隆寛(31=帝拳)はリミットを0・2ポンド(約100グラム)下回り計量をパス。規程により、ベルトランが勝っても王座は空位のまま、粟生が勝てば王者となる。粟生は会見で「勝ってベルトを持って帰る。それだけ。いい試合をしたい」と落ち着いた表情に意欲をのぞかせた。