ボクシングのデータを取り扱うコンピュボックス社のデータも、果敢に前へ出たパッキャオではなく、メイウェザーの勝利を明確に示した。
手数はパッキャオが429発、メイウェザーが435発とほぼ互角。だが、ヒットした数ではパッキャオの81発(19%)に対し、メイウェザーは148発(34%)と大きく差がついた。強打でも、パッキャオは236発のうちヒットが63発(27%)と“無駄打ち”が多い。対照的にメイウェザーは、168発ながら81発(48%)とヒット数、確率とも大きく上回った。
メイウェザーが防御を重視した効率的なスタイルで難敵を空転させたことが、数字の上でも実証された。(共同)