荒川 判定で新王者、WBO世界ランク入り有力「ここで終わりじゃない」
2017年01月31日 22:16
格闘技
「勝てて素直に良かった」と話した荒川は、判定まで粘られたことについて「自分の実力不足」と苦笑した。それでも、相手がアッパーを多用すると読んで左ガードを固めるなどディフェンス中心の練習が功を奏し「アッパーは1、2発もらったけど、ほとんどガードの上。攻撃ではまっすぐのパンチ、肩越しから打ち下ろすことができた。練習してきたことがそれなりに出せた」と満足感も示した。
WBO世界ランク入りを優先して、昨年、5年ぶりに獲得した日本ライト級王座は返上。期待された現日本王者・土屋修平(角海老宝石)との対戦は実現しなかったが、「タイミングの問題。お互いチャンピオンで勝ち続ければ、いつかはぶつかると思う。決まれば誰とでもやりますよ」と静かに話した。2度目の世界挑戦にも意欲的で「ここで終わりじゃない。1つ1つ積み重ねて、目指しているものに向けて練習していきたい。一時期は引退すると言われていたが、ここまで戻ってこられたのは自信になる。僕は諦めが悪いので」とベテランらしく語った。