山中「左対左」対策着手、8・15具志堅に並ぶV13戦へ始動
2017年06月14日 05:30
格闘技
ただし、山中が「サウスポー同士ではストレートは効く」と話すように左ボディーはV13戦の鍵を握る。ネリは右腕をL字形に曲げて右脇腹の前に置く「L字ガード」のディフェンスが特徴。そのガードがずれて横腹がむき出しになった瞬間をストレートで叩けばダメージを与えられ、相手にボディーを意識させれば顔面へのパンチも入りやすくなる。「実際にやってみないと分からないが、ボディーは練習しておこうと。上下への打ち分けもこれから詰めていきたい」と話した。
5月下旬に行った走り込み合宿の疲れが先週末にようやく回復し、試合2カ月前のタイミングで実戦練習に入った。ネリ戦では連打を許さないように足を使うこともテーマに挙げており、この日は軽快なステップでリング内を回った。「足を動かすことを、いつもより意識している。止まっている時間が長いと向こうはどんどん手が出てくるし、足を動かしていると自分もパンチを出しやすい」。本格的なスパーは7月から始め、最強挑戦者を迎え撃つ。