尚弥、地獄の1000段ダッシュ 米デビュー戦へ向け合宿開始
2017年07月26日 05:30
格闘技
「合宿に入ると試合前モードに切り替わるので、近づいてきたって感じですね」。汗を拭き、振り返りながらも「初日でここまでは初めて。練習内容が濃くなっている。明日から不安」と苦笑いした。だが今回は、待ち望んだ米国のリングに上がるための厳しいメニュー。「キツくなると米国が頭に浮かぶ。そこはいつもと違う」。モチベーションは従来の試合前と全く違う。
下半身強化はニエベス対策でもある。映像を見て改めて気づいたのは「リーチが長い。ジャブとワンツー主体の相手」。そのジャブをかいくぐり、角度を変えて強打を当てるためには素早い足の運びが重要となる。「ステップインの速さを今まで以上に磨かないといけない」と話した。
試合会場のスタブハブ・センターは「想像がつかない」という初体験の屋外リング。時差対策も「経験した人に聞いてみたい」と課題はある。だが、「本当に楽しみ」という夢の舞台が井上尚を突き動かしている。