八重樫 現役続行!日本人男子初となる4階級制覇に挑戦へ
2017年10月11日 17:56
格闘技
既にミニマム級、フライ級、ライトフライ級で世界を制しており、今後は2階級上げて世界でも過去17人しか達成していない4階級制覇を目指すことになる。八重樫は「スーパーフライ級に挑戦することでモチベーションも高まる。日本人で誰もやったことがないところにチャレンジできるのは光栄」と話し、「ボクシング人生で最後の大勝負になると思う。向かう目標があるのは幸せなこと。悔いのないボクシング人生を締めたい」と心境を口にした。近年は打ち合うスタイルが感動を呼び“激闘王”と呼ばれているが、スーパーフライ級では本来の持ち味であるスピードを生かすスタイルを目指す。「一番の武器はスピード。もともと何でもできるのが売りだった」と苦笑し、「スーパーフライ級はタレントがそろっている。誰とやっても面白そう」と、同僚のWBO王者・井上尚弥(大橋)、ミニマム級時代に勝っているWBC世界ライトフライ級王者王者シーサケット(タイ)、フライ級時代に敗れた前WBC世界ライトフライ級王者王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア、帝拳)らがいる階級に意欲を見せた。
陣営はノンタイトル戦を1試合行い、来年の世界挑戦を目指す予定。大橋会長は「八重樫の 夢の続きは 年末か」と俳句を詠み、年内の復帰戦を示唆したが、八重樫は「もう少し自分を納得できる状態にしないと」と慎重な姿勢。家族は現役続行に関して「どっちでもいいというスタンス」だというが、「子供たちはボクシングをしているところが好きみたい。またカッコいいお父ちゃんを見せられたら」と話して表情を崩した。