山中返り咲きへ 腰据えてネリ退治、上体浮かない動き手応え
2018年01月24日 05:30
格闘技
昨年8月のネリ戦ではロープ際でカウンターを狙おうとして連打を浴び、TKO負け。上体が浮いたままで足を動かせず、反撃のパンチにも力が乗らなかった。「下半身が死んだ状態ではその位置から動けないし、ガードだけ(の防御)では連打に対応しきれなくなる」。再戦に向けては、上体が浮かないようなどっしりした構えを意識。従来はフットワークを使おうとして跳びはねる形だったが、足よりも股関節主導の滑らかな動きに変えた。練習当初は重心が下がりすぎたものの、スタンスを狭めてバランスを修正。「力強い左のパンチが打てるし、そういう状態を常につくれるようにしたい」と新しい動き方に手応えをつかみつつある。
22日に都心が大雪に見舞われ、この日朝のロードワークは中止。代わりに長男・豪祐(ごうすけ)くん(5)を保育園に送っていったという。「いつもはやらないんですけど、(雪で)危ないので」と苦笑いしたが、今後は週3回のペースでスパーを予定。相手連打の隙を狙うショートパンチの習得にも取り組む意向で「あと1カ月ちょい、しっかり集中して、もっともっと上げていかないと」と表情を引き締めた。