K―1史上初の3階級制覇の武尊「3試合やるとは思ってなかった」
2018年03月21日 22:30
格闘技
「60キロ(スーパーフェザー級)は(王座を剥奪された)大雅君とのタイトルマッチ1試合だけやるつもりだった。3試合やるとは思ってなかった。1回戦でスタウロス(エグザコスティディス)とできたのはうれしかった。今日のためにやってきたことを全部出せてよかった」
――対戦相手の印象は。
「スタウロスは圧力があって、体づき、パンチが凄く怖いなと思っていた。左フックの対策をやっていた。何発かやっていたけど、うまくかわせた。パンチはガードの上からでも効いた」
「(準決勝の)郷州(征宜)選手は気持ちが強い。トーナメントではやりたくないと思っていた。準決勝は右膝を痛めて踏ん張りが効かなくて、右のパンチで倒そうと決めていた。作戦どおりはまってくれた」
「(決勝の)小宮山(工介)選手は蹴り技とかテクニシャンで、トリッキーな技も多く間合いが取りにくかった。中へ入らないと、と強引に距離を詰めていけた。KOで最後を締められてよかった。トーナメントの決勝では今までKOがなかったから」
――今後について。
「今日に懸けていて次のことは考えていなかった。燃え尽きると思っていたけど、お客さんの声とか盛り上がりが伝わってきて、こんなんじゃまだまだ、もっとデカいK―1にしていきたいと思った。それが目標。地上波ゴールデンタイムの生中継を、近いうちに絶対成し遂げたい」
――ベストの階級は。
「フェザー級。今回は無理矢理だった。毎日追い込みをやっていると体重が増えなくて、3食吐き気がするぐらい食べて、米国でも1キロのステーキを食べていた。食べるトレーニングをしっかりやってつくった体だと思う」