【WBA世界ライト級タイトルマッチ12回戦 ○WBO・Sフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ TKO 10回2分8秒 王者ホルヘ・リナレス● ( 2018年5月12日 米ニューヨーク・マジソンスクエアガーデン )】
世界最速プロ12戦目で3階級制覇を果たしたロマチェンコは「凄い試合だった。リナレスは素晴らしい王者。右のパンチも凄かった」と相手を称えた。
最後のボディーはトレーナーである父アナトリーさんから直前に「打て」とアドバイスされたもの。今後はライト級にとどまる方針で8月にもWBO王者ベルトラン(メキシコ)との統一戦を目指す。一方、返上予定のWBOスーパーフェザー級王座は同級2位・伊藤雅雪(伴流)に王座決定戦出場の可能性がある。
▼浜田剛史氏 リナレスはダウンを奪ってからすぐに勝負をかけたかったが、予想以上に体力を消耗していた。ロマチェンコは力まずに数多くパンチを出してくる上に急所を突くので、相手には効く。動きながらコンピューターのように常に考えている選手だ。(帝拳ジム代表、元WBC世界スーパーライト級王者)