木村翔 3度目の防衛戦に向け好調ぶりアピール 名トレーナーの大竹氏セコンド入りも決定
2018年09月19日 19:49
格闘技
対戦相手の田中は中京高時代に高校4冠の実績を残し、世界最速タイとなるプロ12戦目での3階級制覇を狙うエリートだが、木村は「ワクワク感しかない。日本人対決で注目度も高いし、名前を売るチャンス。相手に不足はない」と豪語。体重はリミットまであと4キロほど。前日の練習後に残り1・8キロまで減らしたが「昨夜はメチャクチャ食っちゃったんで…鍋とかうどんとか。逆にリカバリーしちゃいました」と笑い飛ばす余裕さえあった。
さらに今回は強力な“援軍”も得た。かつて協栄ジムで数々の世界戦を経験し、元WBC世界王者の勇利アルバチャコフら多くの世界王者を育てた名トレーナーの大竹重幸氏(60)がセコンドの一員として加入。大竹氏は木村が鄒市明(ゾウ・シミン=中国)から王座を奪取した際に「スプリンターじゃなくステイヤーの戦いをしろ」と助言するなど以前から木村を支えてきたが、今回はチームの一員としてリングサイドに立つことになり、有吉会長は「チーム体制は万全になった」と胸を張った。詳細は明かさなかったが、田中対策にも抜かりはなく、木村は「内容は分からないけど、自分は12ラウンド動くつもりだし、流れに乗ってKO決着できたら」と自信たっぷりに言い切った。