脳外科医ボクサー田中将大 衝撃25秒殺デビュー!「狙ってました」
2019年02月07日 05:30
格闘技
大学卒業後は沖縄、神奈川、福島の病院で脳外科医として活躍。上司の勧めで15年からコミッションドクターに就いた。テレビでしか見たことのなかったボクシングに感動し、「選手に寄り添える医師に」との思いから川崎新田ジムに入門。17年にはプロライセンスを取得した。新田会長が「日本の宝と言えるぐらい優秀なドクター。リングに立たせるのは複雑な心境」と言うほど、脳外科医としての将来を嘱望されながら、常勤の仕事を辞めてこぎつけたデビュー戦。来月からは「手術のたくさんできる病院」に勤務が決まっており、本業にも手抜きはない。
プロデビューの目的は経験を医師として選手に還元することだが「リング上から見た景色は最高でした。楽しかったので続けたい」と、プロボクサー生活の継続を明言。同姓同名の“マー君”を超える二刀流は、しばらく続く。
◆田中 将大(たなか・まさひろ)1989年(平元)3月6日生まれ、東京都八王子市出身の29歳。暁星国際高―聖マリアンナ医大では剣道部主将。15年からJBCのコミッションドクター。16年に川崎新田ジムに入門し、17年7月にプロテストに合格。昨年2月に結婚した眼科医のうみ夫人もコミッションドクター。身長1メートル62の右ファイター。