村田諒太 王座返り咲きへ、ブラントとの再戦に向け練習公開
2019年06月06日 17:35
格闘技
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さらにブラントについては「アマ時代からの知り合い」だと言い、「戦い方とかを知っているので、村田選手の助けになれると思う」と自信を示し、「前回と同じ戦い方をしたら厳しい。戦術の練り直しが必要」と指摘した上で「ちゃんとゲームプランを組み立てれば、今度は勝てる」とエールを送った。
前日5日にアリアスを含む3人のパートナーと計8ラウンドのスパーを行った村田は「疲れました。最後の2ラウンドで追い込もうとアリアスとやったんですけど、キツかったですね。筋肉痛も残っているし。でもいい感じでできている」と手応えを口にした。
今回はブラントに似たタイプではなく、タイプの違う3選手を相手にし、その中で似ている部分への対処法などやテーマを決めてスパーを実施。試合にも通じるファーストコンタクト(初顔合わせ)の緊張感なども3度味わうことができた。「疲れはあります。でも調整は“疲れ”ありきなので…。疲れはあっても(ボクシング自体の)調子はいいので、メンタルを助けてくれてます」と調整が順調であることを強調した。
9日には84年ロサンゼルス五輪の米国代表監督で、ノニト・ドネア(フィリピン)も指導する名トレーナーのケニー・アダムス氏(78)が来日。1週間の予定で“作戦参謀”として戦術面の指導を受ける予定。帝拳ジムの本田明彦会長は「やっていることの確認。万全を期すため」と説明した。7月12日の決戦まで残り36日、王座返り咲きへの準備が着々と進められている。