【WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ スーパー王者・京口紘人 《12回戦》 同級1位・久田哲也 ( 2019年10月1日 エディオンアリーナ大阪 )】
世界戦の予備検診が28日、大阪市内で行われ、両者ともに異常なしと診断された。2度目の防衛を狙う京口は久田に対し、身長とリーチはほぼ互角ながら胸囲で5・5センチ、首回りで2・2センチ上回った。代名詞の左ボディーをはじめ、軽量級らしからぬ破壊力を改めて数値で証明した格好だ。「数字で戦うわけじゃない。想定内です」と素っ気ないが、試合展開については「圧勝しかない」と自信満々だ。
大阪府和泉市出身でデビュー2戦目までエディオンアリーナ大阪のリングに上がったものの、当時は地下にある第2競技場だった。今回はメインアリーナで“浪速のジョー”こと元WBC世界バンタム級王者の辰吉丈一郎(49)ら関西のビッグネームが激闘を繰り広げた舞台だ。
「凱旋試合のメインでモチベーションは高い。いつもの倍以上、応援に来てくれる。僕が主役なんで、チャンピオンらしくボクシングできたら」。東京開催時の2倍超、850人の応援団を熱狂させるファイトを誓った。