亀田3兄弟のいとこ・京之介 前田稔輝に判定負けで新人王ならず
2019年12月22日 20:45
格闘技
「ギリ勝ったかなと思ったんですが…相手も強かった」。タオルで頭をすっぽり覆い、キャンバスを何度も叩いて悔しがった。
所属する協栄ジムの金平桂一郎会長が今月9日に突如、休会届を提出。ジムはフィットネスジムとして営業を続けているものの、プロ活動ができなくなり、京之介はスーパーバンタム級に出場した竹原毅(24)とともに急きょ、花形ジムへの移籍を余儀なくされた。「どこで練習しても関係ない。自分がダメなだけ」と京之介は言い訳をしなかったが、実は2週間前に右肋骨を骨折。練習で右腕を全く使えず、内田トレーナーによると、この日の朝、シャドーボクシングで右も使えることを確認した上で出場を決めたという。
「やり返したい気持ちはある。でも、もっと練習せな、同じ結果になるんで…。今はゆっくり休みたいです」
花形ジムへの移籍は3カ月契約で、今後どうするかは未定。「どうなるか分からないので、ゆっくり考える」と話すにとどめた。
なお、最優秀選手賞(MVP)はスーパーライト級の本多航大(20=川崎新田)、技能賞はバンタム級の中西寛多郎(18=HKスポーツ)が獲得した。