ボクシング日本代表が帰国 五輪枠獲得の並木月海「金メダル獲れるよう頑張る」

2020年03月13日 21:03

格闘技

ボクシング日本代表が帰国 五輪枠獲得の並木月海「金メダル獲れるよう頑張る」
<ボクシング代表帰国>会見で笑顔を見せる(右から)入江聖奈、並木月海、岡沢セオン(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 ボクシングの東京五輪アジア・オセアニア予選(ヨルダン・アンマン)に出場した日本代表が13日に帰国し、五輪出場枠を獲得した男子ウエルター級の岡澤セオン(24=鹿児島県体協)、女子フライ級の並木月海(21=自衛隊)と同フェザー級の入江聖奈(19=日体大)が成田空港で報告会に出席した。
 2012年ロンドン五輪から正式採用された女子で初の出場を決めた並木は「出場枠を獲れたことが何よりうれしいし、ほっとしている。準優勝だったので東京五輪では“借り”を返して、金メダルを獲れるように頑張っていきたい」。入江も「自力で枠を獲れて安心している。五輪出場を決めた準決勝は世界選手権で負けた選手にリベンジできてオリンピック出場も決まったので、今までの勝利で1番うれしかった」と振り返った。

 男子で唯一、出場枠を確保した岡澤は「ギリギリでしたけど、(五輪出場を)決められ安心した」と安堵(あんど)の表情。準決勝で敗れ「心は折れた」が、「家族や友人、応援してくれた人たちに何とか結果を届けたいという気持ちが勝たせてくれた」と話し、「精神的に強くなれたし、ボクシングの幅とか引き出しがあると思った。そこを強化すれば、五輪でもやれる」と本番に向けて収穫もあったことを認めた。

 新型コロナウイルス感染が世界的に拡大しており、五輪の中止や延期の可能性も浮上しているが、3人は「結果を出すために準備をするだけ」(岡澤)「今できることをしっかり頑張るだけ」(並木)「できることをやり、予防も徹底したい」(入江)と開催を信じて前向きに準備することを強調。一方で「中止や延期は嫌だし、認めたくない。受け入れがたい」(岡澤)と本音も明かし、遠征中にも選手間では話題にならなかったことを明かした。

 今後、協会として3度の強化合宿を計画しているが、4、5月に予定していた国際大会への派遣は中止。6月も難しい状況で強化計画の大幅変更を余儀なくされそうだ。

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