尾川堅一、計量クリア!日本人世界ランカー対決に自信「さすが尾川と思わせる」
2020年10月01日 16:14
格闘技
コロナ禍で何度も延期が繰り返され、「気持ちが切れたり、落ち込んだりしたことはあった」が、「今となってはそれも必然だったと思える」と割り切っている。支えは尾川が何よりも大切にしている家族の存在だった。「これが一人でため込んでいたら、しんどかったと思います。でも、子供の言葉だったり、妻から感じる部分だったり、そうしているうちに次に切り替えて時間が経過していた」と振り返った。
昨年12月のWBOアジアパシフィック王者ジョー・ノイナイ(フィリピン)との試合は5回負傷判定で引き分けと不完全燃焼に終わった。その試合を含め直近の3戦は尾川自身にとって不本意な内容。「相手に合わせ自分のリズム、テンポが遅くなっていた」と反省し、躍動感を取り戻すことををテーマに練習を重ねてきた。
日本人世界ランカー同士の一戦はコロナ禍だからこそ実現した側面もある。尾川は「もう一度世界へという声を聞きたいし、アピールできるチャンス。さすが尾川と思わせることが大事。戦略としては殴るだけ。相手も覚悟を決めてくるでしょうから。あとは勝つか負けるか。そこは明日…楽しみです」と自信を示した。