比嘉大吾、プロ18戦目で初の判定決着 堤聖也とドロー「攻めの姿勢足りなかった」
2020年10月26日 22:38
格闘技
「判定までいって勝っていたと思うけど…セコンドから『行け!』と言われて見てしまったのがダメでした。やりにくさはなかったけど、今までより見てる時間が長かった。攻めの姿勢が足りなかった。今のままじゃ世界に行けない」
18年4月のV3戦で体重超過を犯して王座をはく奪され、ライセンス無期限停止処分を受けた。解除後の今年2月に再起し、6回TKO勝ちしたものの、試合内容に不満を残した比嘉は進退に言及。プロデビューから所属していた白井・具志堅ジムを離れた。横浜に引っ越し、全幅の信頼を寄せている野木丈司トレーナーとのタッグを復活させ、Ambitionジムに移籍。「ボクシングに集中できる環境」で再び練習に打ち込んできた。
だが、移籍初戦で結果を出せず、野木トレーナーは「比嘉は倒せなかった時点で負け」とバッサリ。だた「落胆はしていない」と付け加え、「あと1、2戦で必ずみんながスカッとするボクサーになると思います」と断言した。比嘉自身も「今までで一番収穫の多かった試合。ドローという結果は悔しいです。期待されているのはKOなので、そこに特化したボクシングができるように練習していきたい」と前を向いた。