アマ7冠の中野幹士 プロ5連勝も連続KOストップ「全然ダメですね」

2020年12月05日 21:49

格闘技

アマ7冠の中野幹士 プロ5連勝も連続KOストップ「全然ダメですね」
<58.5キロ契約8回戦>佐伯に左ストレートを浴びせる中野幹士(右)。判定勝ちでプロ5連勝 Photo By スポニチ
 プロボクシング「第597回ダイナミックグローブ」は5日、東京・後楽園ホールで行われ、メインイベントの58.5キロ契約8回戦ではアマ7冠の中野幹士(25=帝拳)が佐伯瑠壱斗(24=岐阜ヨコゼキ)に3―0の判定勝ち、連続KO勝利は途切れたが、プロデビューからの連勝を5に伸ばした。
 序盤から持ち前のスピードとテクニックで主導権を握った。だが、3回に佐伯の右ストレートを顔面に浴びてプロ初ダウンを喫した。ほぼダメージはなかったものの、4回以降は気持ちが空回り。圧倒的に攻めながらも最後まで仕留めることはできず。ジャッジ3者の採点は78―73×2人、78―72の完勝だったが、試合後の中野からは反省の言葉ばかりがもれた。

 「つなぐところで体が浮いたり、決めに行くところで大振りになったりしまった。イライラしてた気持ちもあり、冷静になれなかったです」

 18年10月のプロデビューから4戦4勝4KOと順調にキャリアを重ねてきたが、コロナ禍で3月に予定されていた試合が中止となり、この日は昨年11月以来13カ月ぶりのリングだった。

 「モチベーション的に浮き沈みはあったけど、みんなにサポートしてもらい感謝している。でも、きょうの出来では全然ダメですね」と反省。今秋からWBC世界フェザー級、同スーパーフェザー級の2階級を制した粟生隆寛トレーナー(36)の指導を受けており、「少し休んだら粟生トレーナーにしごいてもらおうと思います」と厳しい表情だった。

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