三代大訓、前世界王者を判定撃破 3冠王者に挑戦状「ぶっ倒したい」

2020年12月26日 20:53

格闘技

三代大訓、前世界王者を判定撃破 3冠王者に挑戦状「ぶっ倒したい」
10R、伊藤(左)に右ストレートをきめる三代(撮影・佐久間 琴子) Photo By スポニチ
 プロボクシング興行「カケルホールディングスPresents A-SIGN.BOXING」は26日、東京・墨田区総合体育館で行われ、メインのライト級10回戦では前WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(29=横浜光)と東洋太平同級王者・三代大訓(26=ワタナベ)が激突。ノンタイトル戦ながら注目された日本人対決は三代が2―0の判定で勝利した。
 序盤から緊迫した攻防が続く中、三代が得意の左ジャブで主導権を握った。距離を詰めて強打を振る伊藤のパンチを被弾する場面もあったが、ジャッジ3者の採点は96―94×2、95―95。僅差の勝利ながら、伊藤が“主役”のはずだった興行で三代が予告通りに番狂わせを演じてみせた。

 「少しは世界に少し近づけたと思う。でも、きょうは伊藤選手に勝つことだけを考えていたので、今はうれしさで何も考えられないです」

 東洋太平洋タイトルを返上し、ライト級を主戦場にすることを決意。伊藤との一戦は日本&東洋太平洋&WBOアジアパシフィックの3冠王者・吉野修一郎(29=三迫)への“挑戦権”をかけたサバイバルマッチでもあった。三代は「吉野選手は伊藤選手より楽に勝てる。ぶっ倒したいと思っています」と強気な言葉で挑戦状を叩きつけた。

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