高山勝成は2階級制覇ならず「思わぬストップに驚いた」 王者ソトに9回TKO負け
2021年05月09日 12:03
格闘技
かつてミニマム級(リミット47・6キロ)で世界主要4団体を制した高山が初めてライトフライ級(同48・9キロ)で臨んだ世界戦。手数は圧倒的に多かったものの、印象的なヒットは少なかった。逆に序盤から王者の右オーバーハンドや左フックを食らい、劣勢が続いた。大振りが多かった王者が9回終盤にコンパクトに連打を重ねたところで、レフェリーが試合を止めた。高山は“まだ、やれる”と不満を示すようにシャドーボクシングで素早い動きを見せた。
16年8月に33歳3カ月で加納陸(大成)を下してWBO世界ミニマム級王座を獲得して以来約5年ぶりの世界戦。勝てば37歳11カ月での世界王座獲得となり、長谷川穂積(真正)の35歳9カ月を塗り替え、日本男子最年長記録だったが、果たせなかった。