入江聖奈、銅メダル以上が確定!ボクシング女子で日本勢初快挙!
2021年07月28日 17:30
格闘技
入江は24日の1回戦で日本の女子選手として初めて五輪のリングに立ち、ヤミレト・ソロルサノ(エルサルバドル)に5―0で判定勝ちして歴史的1勝を飾ると、26日の2回戦でもフルド・ヒルミエプムーラヒ(チュニジア)を5―0の判定で下して8強入り。そして、準々決勝の勝利でメダルを確定させた。
鳥取県米子市出身。母が漫画家の小山ゆうさんの作品が好きで、家にあった漫画「がんばれ元気」を読んで小2でボクシングを始めた。中1の時に20年五輪の東京開催が決定し、ボクシングでの出場が目標になった。中学までは全国中学駅伝にも出場するなど陸上・中距離の選手としても活躍したが、米子西高進学後はボクシングに専念した。
高3で全日本女子選手権制覇。本来はジュニアの年齢でシニアの大会に出場して優勝したことで、東京五輪を「本気で意識した」という。コロナ禍で五輪が1年延期となり、モチベーションを低下したこともあったが、周囲の励ましに支えられ、期待を力に変えた。また、女子フライ級代表の並木月海(自衛隊)とともに「マイナー種目の女子ボクシングを盛り上げていきたい」の気持ちも強い。
女子ボクシング日本代表の愛称は「ブルーローズ・ジャパン」。長年、開発不可能と言われていたブルー・ローズには「夢はかなう」という花言葉があることが命名の由来となっている。メダル獲得は快挙だが、入江のゴールはもっと先にある。準決勝以降も金メダル獲得に向けて突き進む。