浜田剛史氏 中谷は“やりやすい”戦い方をすればいい
2021年09月10日 05:30
格闘技
確かにアコスタはパンチがある。特にアッパー、フックと左は良いパンチを打つので、右のガードはしっかりしておくべきだ。ただし、右のジャブを出さないという意味ではなく、普段通りに右ジャブを使いながら常にガードの意識をしておくこと。また、決して大振りではないが、しっかり打とうとする分、体が立ち気味で硬くなる。そこを突ける体勢をつくることは大事になる。
昔は「ベルトは獲るよりも守る方が難しい」と言われたが、今の時代はあまり関係ないのではないか。特に今回は海外での試合で、中谷にとっては名前を売るチャンス。アコスタが相手なら不完全燃焼の試合にはならず、観客にもウケると思う。強さを見せるのか、うまさを見せるのか、いずれにしても自分の良さを最大限に生かしてほしい。 (元WBC世界スーパーライト級王者)