日本選手権2階級制覇の晝田瑞希が15日プロデビュー「女子ボクシングに革命を」 

2021年10月14日 17:22

格闘技

日本選手権2階級制覇の晝田瑞希が15日プロデビュー「女子ボクシングに革命を」 
前日計量をクリアした晝田瑞希(左)と山家七恵(三迫ジム提供) Photo By 提供写真
 オール女子のプロボクシング興行「Victoriva.7」(15日、後楽園ホール)の前日計量が14日、東京都内で行われ、スーパーフライ級6回戦でプロデビューするアマチュア全日本選手権2階級制覇の晝田(ひるた)瑞希(25=三迫)はリミット(52.1キロ)を300グラム下回る51.8キロ、対戦相手で日本フライ級2位の山家七恵(30=中野サイトウ)は51.5キロでパスした。
 計量後にオンライン取材に応じた晝田は「いよいよだな、とう感じ。ちょっとドキドキしている。対戦相手に会って、ついに来たなって実感しました」と心境を明かした。

 18年にフライ級、19年にはフェザー級で全日本選手権で優勝している晝田だが、東京五輪に向けての国内最終決戦「ボックスオフ」で入江聖奈(日体大)に2―3で惜敗し、代表の座を逃した。入江は東京五輪で日本女子初の金メダルを獲得する活躍。晝田は「東京五輪が始まる前から、ずっとしんどくて、五輪が始まっても最後まで1度も(五輪中継の)テレビを見れなかった」と振り返る。入江の快挙を「すごいことだと思うし、リスペクトもしている」。頭では理解しても心が受け入れることができなかった。

 だが、五輪が終わり、「一つ乗り越えられたような気がした」という。そして「一つの負けの重みを自分の体で感じられたことは収穫」と思えるようになった。だからこそ、プロの世界では「絶対に負けたくない」の気持ちは強い。

 「夢とかじゃなく、絶対に世界チャンピオンになると決めてプロの世界に来た」と力強く宣言。ピンク色の髪がトレードマークの25歳は「ボクシングはもちろん、容姿やファッションでも“女子ボクシングに革命を起こした”と言われるような新しいものを作り上げたい」と語った。

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