日本選手権2階級制覇の晝田瑞希が15日プロデビュー「女子ボクシングに革命を」
2021年10月14日 17:22
格闘技
18年にフライ級、19年にはフェザー級で全日本選手権で優勝している晝田だが、東京五輪に向けての国内最終決戦「ボックスオフ」で入江聖奈(日体大)に2―3で惜敗し、代表の座を逃した。入江は東京五輪で日本女子初の金メダルを獲得する活躍。晝田は「東京五輪が始まる前から、ずっとしんどくて、五輪が始まっても最後まで1度も(五輪中継の)テレビを見れなかった」と振り返る。入江の快挙を「すごいことだと思うし、リスペクトもしている」。頭では理解しても心が受け入れることができなかった。
だが、五輪が終わり、「一つ乗り越えられたような気がした」という。そして「一つの負けの重みを自分の体で感じられたことは収穫」と思えるようになった。だからこそ、プロの世界では「絶対に負けたくない」の気持ちは強い。
「夢とかじゃなく、絶対に世界チャンピオンになると決めてプロの世界に来た」と力強く宣言。ピンク色の髪がトレードマークの25歳は「ボクシングはもちろん、容姿やファッションでも“女子ボクシングに革命を起こした”と言われるような新しいものを作り上げたい」と語った。